気味悪さではこちらも引けを取るまい。東京都内で最高齢の111歳で生きているはずの男性が、民家の自室からミイラ化した状態で見つかった。亡くなったとみられるのは約30年前
一つ屋根の下で暮らしてきた家族は「元気でいる」と近所に話していた。生存確認にきた民生委員にも「会いたくないと言っている」と面会を拒んだという。プライバシーが厚い壁になっているのなら、何とも割り切れない
「長寿番付19位」の110歳で都内在住と公表された女性が、実は40年以上も前から行方不明だったケースもある。複雑な家庭の事情のせいで、家族は届け出ていなかったとされる
かの男性の口座には教員だった妻の遺族年金約950万円が振り込まれた。少なくとも600万円が引き出されていたという。落語の方では、シ体を踊らせて大家を縮み上がらせ、首尾よく酒やさかなにありつく。生きていると装い、金をせしめる昨今の事件に比べれば、まだかわいげがあると言うべきか。
天風録 中国新聞 2010年7月31日
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