2010年06月24日

山野のよさ「夢配達人プロジェクト」脈々と受け継がれてきた伝統行事や町の歴史・・・ 天風録 八葉蓮華

 福山市の北端、山野町にホタルが飛び交う季節が巡ってきた。ホタルかご作りを地域の名人に教えてもらっているのが、山野小の児童たちだ。麦わらを根気よく重ねては曲げていく。出来栄えは風流で、古里のぬくもりも編み込まれている

 山懐に抱かれた学びやには13人。授業の始めと終わりに「お願いします」「ありがとうございました」とすこぶる元気がよい。「わくわくするよ つぎつぎならうおべんきょう」。廊下に張り出された2年生の文章には、心の中で思わず拍手したくなった

 地域に見守られて育つ児童たちは、昨年からある「夢」を追い続けている。「山野のよさ」をまるごと紹介するDVD作りだ。地域と一体で夢をかなえる「夢配達人プロジェクト」(青少年育成広島県民会議主催)に選ばれたのがきっかけである

 住民は800人余りに減ったが、脈々と受け継がれてきた伝統行事や町の歴史。野山で採れる薬草や食べられる実の見分け方も、大人から教わりながら収録している。担当するのは5、6年生。テレビ局のディレクターからビデオ撮影のこつを習った

 竹細工、アユ釣りそしてホタルかご作りの名人にも登場してもらう。来年3月に完成させたとき、児童たちは立派な古里自慢の名人になっているだろう。

 天風録 中国新聞 2010年6月19日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:46| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。