2010年06月13日

主役の交代を機に支持率はV字回復、息の合ったハーモニーを響かすことができなければ・・・ 天風録 八葉蓮華

 ♪また君に恋してる/いままでよりも深く/まだ君を好きになれる…。坂本冬美さんがしっとりと歌い上げるラブソング。CDだけでなく、若い人たちの利用が多い携帯電話の着信メロディーでも人気を集めている

 旋律の美しさもさることながら、長年連れ添った二人のきずなをつづった詞が共感を呼ぶのだろう。そんなファンに、民主党の枝野幸男幹事長がいる。カラオケで自慢ののどを披露するという

 きのう発足した菅直人政権を支えるバックコーラスの指揮を執る枝野氏。「全員参加」や「自由闊達(かったつ)な議論」といった真新しいタクトを振り始めた。昨夏の衆院選でメンバーは一挙に増えたものの、前任の指揮者はおそろしく統制が強く、しまいにはろくろく声も出なくなった

 さながら歌を忘れたカナリアのよう。「口を開くなといわんばかりだった」と新人議員から聞いた。議員同士の勉強会すら思うように開けなかったらしい。息が詰まるような党内の空気だった、というのもうなずける

 主役の交代を機に支持率はV字回復した。いったんは愛想を尽かした国民に「聞く耳」を持ってもらえたようだ。だが、そうそう甘くはない。党全体で息の合ったハーモニーを響かすことができなければ、もう「君を好きになる」ことはなかろう。

 天風録 中国新聞 2010年6月9日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:48| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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