2010年05月11日

笑顔咲き 出逢い花咲く「福山ばら祭」街に潤いを、と市民が栽培を広めて半世紀・・・ 天風録 八葉蓮華

 きのうの通勤電車には、心なしか日焼けした顔が目についた。お出かけ日和に恵まれた今年の大型連休。後半は夏日も続き、つい先日まで雨と寒さに震えていたのがうそのようだ

 コートを着たり脱いだりしたと思えば、半袖を引っ張り出す。めまぐるしい寒暖の差に体がついていかない。そう感じるのは人間だけでないようだ。先月「ばらのまち」の福山市では、つぼみが小さく、花芽も付かない枝に案じる声が上がった。「バラが風邪をひいたのでは」

 人間なら温かくしてゆっくり休めばよかろうが、そうもいかない。今月15、16日には福山ばら祭がある。小さな花芽を摘み、残るつぼみに栄養を回す「外科治療」が主会場のばら公園で施された。その後は温室のようなポカポカ陽気になり、少しは元気を取り戻したようだ

 去年までは春先から暖かい日が続き、早く咲き過ぎて気をもませた。それだけに4月の天候不順に虚を突かれた格好だ。市民が世話する花壇のコンクールはきょうから。審査員は咲きそろった様子を想像しながら点をつけるという

 街に潤いを、と市民が栽培を広めて半世紀。今年の祭のテーマは「笑顔咲き 出逢(あ)い花咲く」。ハラハラさせ、手間を掛けさせるから余計に美しく見える。それもバラの魅力なのかもしれない。

 天風録 中国新聞 2010年5月7日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:39| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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