2010年04月19日

家族という「宝石」の輝きに、あらためて思いをはせてみる・・・ 天風録 八葉蓮華

 紫がかった紺の海や白い雲があやなす、この星。山崎直子さんは宝石にたとえ、一句ひねった。「瑠璃(るり)色の 地球も花も 宇宙の子」。差し込んでくる日の光にも見とれながら、お気に入りのメロディーを口ずさんでいるのではないか

 夜明けの来ない夜はないさ、と始まる「瑠璃色の地球」。松田聖子さんが産休から復帰した紅白歌合戦で聞かせたバラードだ。スター同士の恋愛、破局、結婚。起伏に富んだ人生も肥やしにして、ママドルと呼ばれるきっかけになった

 歌詞にこんな一節がある。「悩んだ日もある/かなしみにくじけそうな時も」。ママさん宇宙飛行士の山崎さんも決して順風満帆ではなかった。いつ飛べるか、ゴールが見えないまま11年間。ロシアや米国を何度も往復した。家事専業に転じた夫は生きる目標を見失い、離婚まで思い詰めたという

 「居てほしいときに居てくれない」。夫の言葉に、はっと気付いた。せめて、そのつらさを受け止めよう。家族の支えが必要なんだと伝えよう、と。空から夫と娘に「宇宙一の愛をこめて」とメールを送った

 この春、単身赴任や就職で家族と離れた人もいることだろう。そばに居てくれる―その何げない安らぎや温かさ。家族という「宝石」の輝きに、あらためて思いをはせてみる。

 天風録 中国新聞 2010年4月14日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:06| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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