2010年04月16日

由宇球場「カープタウン」ファンと選手の距離の近さも魅力・・・ 天風録 八葉蓮華

 マツダスタジアムの名物「寝ソベリア」の元祖は、きっとここではあるまいか。芝生の斜面にシートを敷いて、弁当をつまんだり寝ころんだり。思い思いのスタイルで、野球観戦を楽しんでいる

 広島カープ2軍の拠点、岩国市の由宇球場。由宇の街中から車で15分ほどの山あいにある。駐車場代がかかるが、観戦は無料。将来のエースや強打者たちと出会えることが何よりの楽しみだ。「カープタウン」の愛称が根付きつつある

 周りを見回すと、鳴り物入りの応援はなく、至って静か。これは、と見込んだ選手の一挙手一投足に目を凝らす人が少なくないと聞いた。週末ともなれば、ピクニック気分の子ども連れもやってくる。日によっては観客が千人を超える「人気スポット」になっている

 今や、押しも押されもしない大黒柱の前田健太投手。この球場から巣立った一人だ。プロ1年目の2007年、2軍ではチーム最多の103回を投げ込んだ。「早く1軍に上がるより、プロで通用する力を付けることの方が先決」。その言葉通りの活躍ぶりが光る

 「エースになってと声を掛けたら、うなずいた」「バイクのヘルメットにサインをもらった」…。そんなエピソードも数多く残っている。ファンと選手の距離の近さも魅力なのだろう。

 天風録 中国新聞 2010年4月10日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:33| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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