2010年02月21日

内助の功も見逃せない、ものづくりへのこだわりを強みに変える・・・ 天風録 八葉蓮華

 表彰台に上がった日本人選手の笑みを見ると、やはり心が浮き立つ。しかも2人一緒に。スピードスケートの男子500メートルで長島圭一郎選手が銀、加藤条治選手が銅メダルに輝いた。お家芸で力を出し、いよいよバンクーバー五輪もたけなわである

 スピードスケートはコーナーの回り方が勝敗の鍵を握るという。2人の場合、曲がりながらむしろ加速しているように見えた。本人の力に加え、内助の功も見逃せない。所属する日本電産サンキョーの技術陣である

 精密機械業が盛んな長野県下諏訪町。同社は、三協精機時代のオルゴールに始まり、今は電子部品関連まで手がける。その精密加工の技が、選手一人一人に合ったスケート靴の仕上げに役立っている

 ブレードと呼ばれる刃の加工には特に神経を使う。カーブから抜け出る時に氷を的確につかむようミクロン単位で刃先を削る。特殊な加工機械で半日がかり。感触を氷上で確かめてもらい、OKが出るまで削り直す。競技の直前に徹夜で仕上げることもあるというから驚く

 企業のグローバル化が進み、日本製品の品質神話が揺らいでいる。そんな中、世界トップレベルの技と、選手の求めに即応する力が支えた二つのメダル。ものづくりへのこだわりを強みに変える方程式が健在だ。

 天風録 中国新聞 2010年2月17日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:41| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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