2010年02月14日

「カープの星」カープを通じて親や子、孫の会話が弾んだら・・・ 天風録 八葉蓮華

 60年というと人間でいえば還暦。さまざまなドラマが積み重なるに十分な歳月である。広島カープもことし、その節目を迎えた。振り返って、野球ドラマを盛り上げてくれた代々のスター選手を選ぶ「カープの星」記念投票が進んでいる

 草創期の1950年代から10年刻みで10人ずつ挙げた候補者の中から、それぞれ1人を選ぶ仕組み。「小さな大投手」や「炎のストッパー」、6度のリーグ優勝を支えた懐かしい戦士の面々が並んでいる

 若い人は、往時のヒーローについてはよく知らないだろう。実はそこに募集の一つの狙いがあったそうだ。60年といえば、親子3代にわたる長さ。「おじいちゃんが若いころにはなあ…」と、カープを通じて親や子、孫の会話が弾んだら、というのである

 投票で選ばれた「星」たちの肖像は銅板レリーフになる。引き受けるのは親子3代で経営する広島市の金型工場だ。原爆で全壊した。祖父が戦後立ち上げ、父が継いだ。その歩みはカープの苦楽とも重なっただろう。新しいレリーフの仕事は、20代の孫に任される

 肖像は、マツダスタジアムに入る歩道橋の欄干を飾る。年代順にお披露目していくという。キャンプで汗を流している若い選手たち。次の10年に向かう未来の「星」たちの励みにもなればいい。

 天風録 中国新聞 2010年2月10日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:53| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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