2010年02月11日

3D元年「アバター」飛んでくるものがつかめそうなほどリアル・・・ 天風録 八葉蓮華

 ぼやけたスクリーン。しかし渡された眼鏡をかけて見ると、映像がくっきり浮かび上がった。世界でヒットしている映画「アバター」。中に吸い込まれそうに感じる。ハリウッド発の3D(3次元)映像だ

 自然豊かな星で暮らす巨人たち。大きな鳥に乗って空を自在に飛び、森の中で精霊と会う。飛んでくるものがつかめそうなほどリアルだ。「タイタニック」のキャメロン監督だけに、最新技術を生かしたシナリオの妙もあるのだろう

 左右の目でそれぞれ、少しずれた映像をキャッチする。それが脳で一つになることで奥行きを感じ、立体に見える。理屈は簡単だが、なかなか定着しなかった。そこに映画の大ヒット。今や「3D元年」とされ、対応型テレビも春に売り出される。専用の眼鏡が必需品となる日が来るかもしれない

 ぼやけたまま見えにくいのが、民主党幹事長の政治資金問題だ。右目に、ヤミ献金したとするゼネコン側。左目に、否定する本人や秘書。検察は二つの映像を立体に結ぼうとしたが、シナリオ通りにはいかなかった

 国民もまた一方の目で強引とも思える捜査を、もう一方の目でさっさと一件落着させたい民主党を眺めている。カネの問題でつまずかないような政治が、眼鏡なしでくっきりと見えてくるのはいつの日か。

 天風録 中国新聞 2010年2月6日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:36| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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