なぜ、逮捕までされなければならないのか。きっと、そんな思いもあったのだろう。受託収賄などの罪で逮捕されながら、カムバックを果たした鈴木氏には、気持ちが分かってもらえると考えたのかもしれない
北海道の自然は厳しい。中央部にある足寄町で2人は生まれ育った。気温が氷点下20度を下回ることもまれではない。中国地方では想像もできないほどの寒さだ
「吹きすさぶ北風に飛ばされぬよう飛ばぬよう…」。そう歌ったのは同じ足寄出身の歌手、松山千春さんだ。鈴木氏の20年来の親友として知られる。逆境にあった時も、終始信じ合ってきた。世間の言葉に左右されないのも、一つの生き方なのだろうか
「疲弊していく古里を元気にしたい」と、政治家を志した石川容疑者。小沢一郎氏の書生を振り出しに秘書を経て国会議員にまで上り詰めた。しかし今、逮捕というどん底を味わう。これまでの歩みを素直な心で見つめ、改めるべきは潔く改める。最後は自分を信じるしかあるまい。
天風録 中国新聞 2010年1月17日
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