円高ウォン安で割安感が出たからだろう。日本から出かけていく人の数は、経済危機の後もうなぎのぼりだ。あこがれの韓流スターの国。ロケ地巡りに免税店と、日本語のサービスも手厚い。「外国」と構えなくても、異文化を味わえる。それが魅力のようだ
日本では「ご法度」の体験もできる。拳銃の射撃場。数千円払うだけで、誰でも実弾を撃てる。徴兵制が敷かれ、銃の扱いに慣れたお国柄もあるのだろう。観光客相手の施設が幾つもある。その一つで火災が起き、日本人が命を落とした
中学の同級生の楽しい旅行。「ちょっと日常から離れたい」といった気持ちだったのだろうか。そこに落とし穴があった。火薬の粉じんの爆発が原因では、とも伝えられる。韓国各紙の社説は「わが国の恥を再びさらした」「慢性的な安全不感症」と書き立てた
「近くて遠い」から、「近くて近い」国になった韓国。食文化の違いには「へえ」と驚き、楽しめばいい。ただ「銃文化」と付き合うとなると、リスクと背中合わせだと思い知らされる。
天風録 中国新聞 2009年11月17日
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