2009年10月17日

ノーベル平和賞「核なき世界というゴールを追求する」あなたの目標の実現を後押ししたい・・・ 天風録 八葉蓮華

 ノーベル平和賞がここまで注目されるのは、1千万スウェーデンクローナ(約1億2700万円)という高い賞金を出すからに違いない。「ならばその10倍の賞金で」と、ある機関が別の賞を設けたことがある

 「しかしすぐに額を落としたという。平和賞の本質は金額ではないのだ、と気づいたのかもしれない」。ノルウェーのノーベル賞委員会の委員長が、2年前に広島を訪れて明かしたエピソードである

 物理学や化学などそのほかのノーベル賞は、実績を挙げて評価が定まった人に贈られる。いわばごほうび。しかし平和賞は、ダライ・ラマ14世ら現在の政治に影響を与える人に贈られることが多い。「あなたの目標の実現を後押ししたい」と期待を込めた励まし。それが平和賞の「本質」だろう

 オバマ米大統領が、今年の平和賞に選ばれた。下馬評は「本命なし」だった。大統領は就任して1年にもならない。もらうにしてもまだ先、というのが大方の見方だった。「核なき世界というゴールを追求する」というプラハ宣言の力を思う

 世界には核保有をもくろむ国があり、国内には保守派という難敵がいる。「実現は私が生きている間は無理だろう」とも言っていたオバマ氏。受賞が、そうした勢力をけん制し、ゴールをたぐり寄せる力になれば…。

 天風録 中国新聞 2009年10月10日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:35| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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