神奈川県厚木市職員の荒井英明さん(51)は草分けの一人である。「右肩下がりの時代なのに、前例の踏襲や補助金目当ての事業が止まらないのはなぜか」。7年前、仲間やシンクタンク「構想日本」と始めたのが事業仕分けだ。全国36自治体にまで広がったのには訳がある
仕分け人はボランティア。多くは事情に精通した他自治体の職員というのがミソだ。仕分けられる側の職員の緊張ぶりが目に浮かぶが、磨き合いは意識改革につながる。市民代表の判定員が加わるケースも増えた。こちらは「お任せ民主主義」を打ち破るきっかけになるかもしれない
仕分け人はいよいよ国政の本丸へ。「構想日本」の加藤秀樹代表が、行政刷新会議の事務局長に就く。無駄遣いの洗い出しの最大の武器が、事業仕分けである
地方を熟知する仕分け人として、前鳥取県知事の片山善博氏も助太刀する。ドラマほど簡単ではなかろうが、無駄を仕置きする必殺技を見せてくれるか。
天風録 中国新聞 2009年10月8日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録