2人の間に収まる社民党の福島瑞穂党首は、政治家らしからぬ丸文字風。親しみを覚えた人もいるだろう。数の上では巨大民主に埋没しそうな二つの小政党だが、党首の署名ひとつとっても個性的である
自民時代に政治の流れを何度もつくってきた亀井氏。米国に対しても、間違っている時は「日本が羽交い締めにしてでも止めなくては」と2年前に述べるなど主張は骨っぽい。福島氏はキャッチコピーづくりの名人でもある。早速、今度の内閣を「生活再建内閣」と名づけた。ともに発信力は十分だ
入閣に際し2人は、ほしいポストを伝えた。少ない議席をてこに、より多くを得ようということか。やりすぎれば反発を買おう。ただ圧倒的な数の力は、おごりを招きがちだ。民主一色でなく、少し異なる色合いが交じればより多様な判断もできる
まだ耳慣れないが、「民社国」連立政権がきょう発足する。踏まれてもついて行く「げたの雪」でなく、小粒でもぴりりと辛い「山椒(さんしょう)」に2党はなれるか。
天風録 中国新聞 2009年9月16日
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