2009年09月17日

ミシュラン京都・大阪版「一見さんお断り」ガイドブックとは対極にある・・・ 天風録 八葉蓮華

ちょっとした日仏摩擦らしい。星の数で料理店を格付けするフランス発祥の「ミシュランガイド」。出版間近の京都・大阪版で京の老舗に掲載を嫌われ、パリジャンの編集者が色をなした。「評価は客商売の常。嫌なら転業すべきだ」と

 もてなしの心も「味見」できますか、というのが老舗側の言い分らしい。掃き清め、打ち水をした玄関や庭。勝手知ったる客好みの味加減…。あの「一見(いちげん)さんお断り」も客の満足を思うがゆえの知恵、とも。万人受けが命のガイドブックとは対極にある

 逆に、その「ミシュラン」で日本の良さを見直すこともある。2年前に選ばれた新シリーズの名所編。京都や富士山と並び、安芸の宮島が「必見」の三つ星ランクに挙がった。フランス語版に続いて、英語版も出回っている

 おかげで「ミシュラン」片手に宮島へ渡る欧米人が増えている。海中ににょきっと立つ朱色の大鳥居。潮に洗われたかと思えば、海の底が現れる。待ち遠しいのか、満ち引きの時刻をよく尋ねてくるそうだ

 海岸やベンチで日暮れまで居残り、景色を味わっているのはたいてい外国人という。確かに地元の感覚では宮島は日帰りコース。夕焼けまで堪能する人は少なかろう。異国の「一見さん」から学ぶものもありそうだ。

 天風録 中国新聞 2009年9月14日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:25| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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