さかのぼれば、金権政治で退陣に追い込まれた田中角栄元首相の逮捕が76年。国論を二分した日米安保条約が改定され、池田勇人首相が所得倍増計画を打ち上げた60年は、敗戦から15年後だった。なるほど不思議な周期ではある
15年を区切りにして戦後を振り返ってみると、最初は復興期。高度成長時代に続いて2度のオイルショック後の低成長期、そしてバブル崩壊後の停滞期、といえようか。経済の変化が、政治の地殻変動をもたらすようにも見える
長らくなかった政権選択を問う衆院選がきょう公示される。10年続く自民、公明両党の連立政権の継続か、民主党を中心とするチェンジか。世界同時不況の打撃がなお続く中で、天下分け目の決戦がスタートする
日本記者クラブ主催のきのうの6党首討論会。質問は専ら民主の鳩山由紀夫代表に集まり、麻生太郎首相はすっかりお株を奪われた形だ。交代がそれだけ現実味を帯びてきているともいえる。果たして法則は生きているのだろうか。
天風録 中国新聞 2009年8月18日
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