といって単なるカレンダー代わりではつまらない。艦や部隊ごとに「秘伝」のレシピを競うようになる。コーヒーや福神漬けの汁…。こだわりの隠し味を、ホテルのシェフが聞きに来たこともあるという
かつて兵士によって全国に広まったカレーだが、国民食になったのは戦後。即席ルーが商品化され、普通に食べられるようになった。それでも何となく「おきて」はあった。家族そろってふうふう言いながら食べるのは夜。外で食べるのは昼、と
ところが最近「朝カレー」が広がっているという。イチロー選手が家を出る前にほおばる姿が紹介されたのがきっかけらしい。メーカーは朝用に少量のレトルト製品を売り出した。受験生に人気という。スパイスが脳を活性化するのでは、との期待もありそうだ
以前の日本の朝食の定番といえば、ご飯にみそ汁。「朝からカレー?」とのけぞる人もいよう。ただ「汁プラス白飯」の組み合わせとみると、案外伝統的かもしれない。猛暑の予感。朝を抜いていた人がカレーで元気になるのなら、それに越したことはないか。
天風録 中国新聞 2009年7月16日
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