2009年07月11日

大きな夢をかなえた後、心の中の残り火、新たな「満足」を求め・・・ 天風録 八葉蓮華

 大きな夢をかなえた後、心の中の残り火を再び燃え上がらせる。そんな力は、どこからわいてくるのだろうか。今夏、13年ぶりにウィンブルドンのテニスコートに立ったクルム伊達公子選手(38)の善戦を見て、不思議に思った

 自分なりに満足できるプレーをやってきた、と突然引退したのは全盛期の1996年。ところが昨年春、現役に復帰した。もう一度、自分の力を試してみたい。長いブランクはあったが、動きだした心にストップはかけられなかった

 四半世紀にわたる宇宙飛行士という仕事に区切りをつけた土井隆雄さん(54)も、新たな道に挑む。国連の宇宙応用課長への転身を、公募でつかんだ。宇宙開発の技術を世界に広める重責を担う

 いつもの訓練服ではなく、スーツ姿で臨んだ「引退」会見。「飛行士としての目的や夢はすべて果たした」。満足感いっぱいの顔で言い切っていた。完全燃焼できたからこそ、次への意欲が出てきたのかもしれない

 日本人で初めて宇宙空間に出て活動したのが印象に残る。軌道から外れた衛星を手でつかみ回収に成功したとき、心が震えたことだろう。伊達さんも、かつて世界ランク4位にまで上り詰めた。それでもなお、新たな「満足」を求めチャレンジする姿に、勇気づけられる。

 天風録 中国新聞 2009年7月10日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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