猫と会話ができたり、奇妙な「入り口の石」を探したり。現実を超えた人が出てくる村上ワールドでは不思議でもないが、実際にオタマジャクシが降ってきた、というとびっくりする
初報は今月はじめ、石川県七尾市から届いた。ボテボテと何か落ちるような音がして男性が外に出てみると、10メートル四方に100匹が散らばっていた。いたずらには見えなかったという。その後も県内の別の市や静岡県からも似た話が届く。騒ぎが落ち着いたと思ったら、今度は三次市で、屋根の上などから13匹見つかった
竜巻のせい? いや、そんな気象ではなかったから、鳥が落としたのでは? 謎は深まるばかり。これまで気づかれなかった現象が、ニュースになると同時に、ここでもここでもと報じられるのはよくあることだが…
現実のような、そうでないような。物語の世界では「晴れ、時々オタマジャクシ」といった予報も楽しい。ただ、この空梅雨である。農家の人たちが切実に欲しいのは「あすは久しぶりの雨でしょう」という現実的な予報だろう。
天風録 中国新聞 2009年6月17日
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