2009年06月13日

日本列島は雨の季節「入梅」雲の垂れ込める空が、いつまで・・・ 天風録 八葉蓮華

 暦の上では11日ごろが「入梅」。農家にとって重要な田植えの日取りを決める目安として、設けられた。暦に合わせるかのようにきのう、東北北部が梅雨入りし、日本列島は雨の季節にどっぷりとつかった

 もっとも、9日に梅雨入りした中国地方は早くも「中休み」で、晴れ間が広がった。雨に似合う花は何といってもアジサイだ。庭の隅でしっとりと輝いていたのが、陽光を浴びると途端にしおれたようになった。その極端さがこの花らしい

 梅雨というと、じめじめとした陰気な季節を思い浮かべる人が多いだろう。だが、木々の青葉を洗い、田畑を潤す恵みの雨でもある。心が落ち着くのか、雨好きの人も結構いる。作家の江國香織さんは「雨が好きで、雨が降ると雨を見る。雨の音をきいて、雨の匂(にお)いをかぐ」とエッセーに書いている

 予報によると、向こう1カ月の降雨量は平年並みか、やや少なめという。西日本は5月の記録的な少雨で、田植えのできない農家が相次いだ。被害の出るような集中豪雨は困るが、適度な雨を祈るばかりである

 政界天気図の方は、かなり前からぐずついているようだ。間近に迫った解散・総選挙をめぐって、与野党がにらみあっている。どんよりとした雲の垂れ込める空が、いつまで続くのやら。

 天風録 中国新聞 2009年6月12日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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