2010年07月11日

「ゆるキャラ」愛する郷土の延長に国がある。その未来を託す1票を・・・ 天風録 八葉蓮華

 真っ正面からではない。ゆったり、ゆるゆるという感じで、郷土のイベントなどをPRする着ぐるみのキャラクターたち。「ゆるキャラ」と名付けてブームに火を付けたのが、イラストレーターみうらじゅんさんである

 広島生まれのキャラに一目ぼれした。胴体はカキ、頭にはモミジを載せ、広げた手は広島の「ひ」を表す。今から10年前、国民文化祭にお目見えしたブンカッキーだ。「妙な何とも言葉にしがたい」衝撃を受けた。それが、全国各地のゆるキャラを紹介するきっかけになったという

 「体があのビロビロのカキ。このセンスは東京では決して生まれてこない」。少々くすぐったい気がするが、そこはかとなく漂う郷土愛。だからこそ笑みを誘うのだろう。各地に続々と生まれたライバルがみな癒やし系なのもうなずける

 この元祖ゆるキャラが、同輩たち29体を従えて写真に納まった。市や町のイベント生まれのほか、明るい選挙推進協会の「めいすいくん」も。JR広島駅や福山駅に設けた看板の中から参院選の投票を呼びかける

 からめ手から若者の関心を高めようという選管の策という。愛する郷土の延長に国がある。その未来を託す1票を、キミはちゃんと使える? いちずな目でゆるキャラたちが見つめている。

 天風録 中国新聞 2010年7月6日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:38| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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