2010年06月07日

パパ、ママへのごほうび「子ども手当」起きて泣く子の ねんころろ・・・ 天風録 八葉蓮華

 「ねんねこ/しゃっしゃりませ/寝た子のかわいさ」。井原市発祥とされる「中国地方の子守唄」の一節だ。10年ほど前、幼い2人のわが子を寝かしつけるのによく口ずさんだ。なかなか寝てくれず、困り果てたのを思い出す

 月々の保育料やベビーシッター代…。共働きのせいもあって、子育ての出費がかさんだ。周りを見回せば、子どもがほしくても「お金のことを考えると無理」とため息を漏らす夫婦も。少子化が進むのは当たり前、と納得したものだ

 そんな流れを変えようと創設されたのが子ども手当だろう。本年度でいえば1人につき月額1万3千円の国からの「仕送り」。広島県内で最も早い廿日市市などでは4日から支給がスタートする。待ちかねていた人も多いかもしれない

 全国で給付される総額は年2兆円余りに上る。広島市の玩具店が「子ども手当で買ってね」と書いたステッカーを店内に張れば、特典付きの商品券を売り出すスーパーも登場。「財布のひもを緩めてもらうチャンス」とばかり、あの手この手を繰り出す

 子守唄はこう続く。「起きて泣く子の/ねんころろ/面(つら)憎さ」。子育てに追われていると、イライラが募りがちだ。たまにはパパ、ママへのごほうびに子ども手当を使っても、罰は当たるまい。

 天風録 中国新聞 2010年6月2日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:50| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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