最初から三拍子そろっている人はまずいない。総合力を身に付けるには、不得手な種目を練習でカバーしなくてはならない。得意分野に比べ、伸びしろが大きいのも魅力の一つのようだ。昨年から国体の公開競技になり、第二のブーム到来という
あやかって「知のトライアスロン」だそうだ。広島市立大が始めた「3競技」は、本に映画に美術ときた。教職員のコメント付きのお薦めリストを用意して、初心者、上級向けなどきめ細かなコース分けも。単位を絡めるなど、あの手この手で学生をチャレンジに誘う
興味の赴くままにインターネットの世界をさまよう若者たち。特定の分野にはめっぽう詳しいのに、「そんなことさえ知らないの」とあきれるほど常識の穴も目立つ。大学側からの「脱オタク」の勧めとも読み取れそうだ
そういえば、一芸入試も前ほど話題にならなくなった。知の総合力を高めるには、食わず嫌いをなくすこと。本家のレースでは「努力は裏切らない」が格言になっている。
天風録 中国新聞 2010年5月18日
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