2010年04月02日

12年続けてBクラスに甘んじる古巣を引き受けた「野村」謙二郎監督・・・ 天風録 八葉蓮華

 プロ野球の監督で「野村」といえば、昨シーズンまでならぼやき節のご仁が浮かぶ。こちらはどんな節回しを聞かせてくれるだろうか。新顔の野村謙二郎監督が今夜の開幕ゲームで、赤ヘル軍団の采配(さいはい)を振る

 体形や年こそ随分違うが、優勝から遠ざかった球団を任された二人の立場は似ている。ノムさんはヤクルトや楽天を鍛え上げてきた。12年続けてBクラスに甘んじる古巣を引き受けた謙二郎監督にとって、格好のお手本に違いない

 カープの今季キャンプでも、どこかノムさん流の「弱者の戦法」が感じ取れる。「すきは見せるな、すきを突け」「何をやってくるか分からないと相手を揺さぶろう」。これまでの3倍という練習量のキャンプ。夜もビデオを使ってイメージトレーニングを重ねた

 オープン戦ではチーム打率が下から3番目なのに、平均得点は12球団でトップ。四球や足を絡め、カープ野球の復活かと思わせてくれる。「野球って、なかなか奥が深い」と主砲の栗原健太選手も目を開かされたという

 あくまで優勝。謙二郎マニフェストの金看板である。勝ちパターンの工程表をどう描くのか。下馬評はかまびすしいが、チームのまとまりはよい。ノムさんの野球訓には「要は、全員が勝とうぜという気になること」とある。

 天風録 中国新聞 2010年3月26日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:42| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。