この春、口にしたのは自民党の武部勤元幹事長だった。もくろんだのは麻生降ろし。ところが、失敗しそうになると「離党など毛頭考えていない」と手のひらを返す。言葉の軽さが失笑を買った
社民党の福島瑞穂党首はどうだろう。きのう「重大な決意」を開陳した。もし鳩山由紀夫首相が、普天間飛行場の辺野古移設にゴーサインを出したら、連立離脱も辞さないと。党の立場がなくなってしまう、ということだろう
「重く受け止める」という首相の言葉を引き出した。揺さぶりは効いたようだ。首相としても、米国に対して結論先送りの言い訳に使える、との思いがあったようにも…。ただ前政権が米国と約束した内容。本当にリセットできるのか
成り行きによっては、福島党首の「重大決意」が実行に移される日が来るかもしれない。民主党もまた選挙で「県外に」「国外に」と訴えていたはず。百八十度転換しますでは、今度は沖縄県民の「重大な決意」に直面することになるだろう。
天風録 中国新聞 2009年12月4日
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