先日、その一部がシんでいるのが見つかった。潜ってライトを当てるとグリーンに光るはずのサンゴが、しゃれこうべのような姿をさらしている。赤潮など、突然の環境異変が原因との見方があるが、はっきりしないだけに不気味だ
サンゴといえば南の海のイメージがある。日本では沖縄だろう。ところがその沖縄本島でも、土木工事の影響などで海が濁り、大半のサンゴがシ滅しているという。わずかに残されたのが辺野古の沖合。米軍普天間飛行場の移設先として埋め立てが予定されている海である
その計画を見直して基地は県外に移転する、としていたのが民主党だ。ところがその約束が揺れている。きのうは防衛相が、移設案はグアム移転なども含むので「公約と矛盾しない」と言い出す始末だ。いかにも軽い発言で、官房長官も注意を促した
美しい海にしかすめず、環境の変化の影響を真っ先に受けるサンゴ。約束が守られなければ、こちらは原因が極めてはっきりした環境破壊の現場になってしまうだろう。
天風録 中国新聞 2009年10月28日
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