2009年10月21日

中枢都市の魅力「札仙広福」三拍子そろって、それぞれの地方ブロックを背負っている・・・ 天風録 八葉蓮華

 セ、パ両リーグのレギュラーシーズンが終わり、プロ野球は明日からクライマックスシリーズ(CS)が始まる。わが広島カープが出場できないのが、とりわけ寂しい。セではなく、パ・リーグの上位3チームを見て、そう思う

 日本ハム、楽天、ソフトバンク。本拠地が札幌、仙台、福岡で、これに広島が入った「札仙広福」というフレーズを思い出す。1990年代初め、地方中枢都市の声を国土整備に反映させようと、地元の経済団体が共同で提言活動を始めた。大規模な取り組みは終わったが、交流は今も続く

 4市を比べると、広島はものづくりで強みはあるものの、交通網の整備などでは見劣りがした。しかし、地元にプロ野球の球団があるのが自慢。かつての西鉄ライオンズがなくなった福岡市の友人から、うらやましがられたこともある

 プロサッカーと交響楽団を加えて、三拍子そろっているのは広島だけの時代もあったが、今や、すべてに追いつかれている。もっとも、サンフレッチェの活躍は心強い限りだ

 日ハム、楽天がチーム名に北海道、東北とそれぞれの地方ブロックを背負っている点にも注目したい。幸い、新球場には広島県外からの入場客も目立つ。中国地方全体を視野に入れてこそ、中枢都市の魅力も一層高まる。

 天風録 中国新聞 2009年10月15日
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posted by 蓮華 at 23:27| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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