日本ハム、楽天、ソフトバンク。本拠地が札幌、仙台、福岡で、これに広島が入った「札仙広福」というフレーズを思い出す。1990年代初め、地方中枢都市の声を国土整備に反映させようと、地元の経済団体が共同で提言活動を始めた。大規模な取り組みは終わったが、交流は今も続く
4市を比べると、広島はものづくりで強みはあるものの、交通網の整備などでは見劣りがした。しかし、地元にプロ野球の球団があるのが自慢。かつての西鉄ライオンズがなくなった福岡市の友人から、うらやましがられたこともある
プロサッカーと交響楽団を加えて、三拍子そろっているのは広島だけの時代もあったが、今や、すべてに追いつかれている。もっとも、サンフレッチェの活躍は心強い限りだ
日ハム、楽天がチーム名に北海道、東北とそれぞれの地方ブロックを背負っている点にも注目したい。幸い、新球場には広島県外からの入場客も目立つ。中国地方全体を視野に入れてこそ、中枢都市の魅力も一層高まる。
天風録 中国新聞 2009年10月15日
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