2009年10月02日

月でも水分は今もつくられている「水の惑星」地球、奇跡のような星・・・ 天風録 八葉蓮華

 ルネサンスの天才科学者レオナルド・ダビンチは「水」にひとかたならぬ思いを抱いていた。地球にとっての水は、人間にとっての血液。それぐらい大事な物だから、当然「月にもある」と信じていた

 水に光が反射するから輝いて見える、とノートに書いていたそうだ。500年前のこと。その後、望遠鏡などで月の表面の様子が明らかになるにつれ、あんな荒涼とした場所に水があるはずはない、と思われるようになった

 それをひっくり返す観測結果が米国などの探査機から届いた。月が反射した太陽光から水分の波長が検出されたという。地表近くの岩石などにくっついて広く存在している、とみられている

 太陽から高速で飛んでくる水素イオンが、岩石などに含まれた酸素とぶつかって水になる。教科書通りの化学変化で、水分は今もつくられているらしい。たまって海にならないのは、すぐ蒸発するからだろうか。昼は表面温度が100度を超す。月の気候は過酷だ

 翻って「水の惑星」地球。月に比べれば穏やかで、奇跡のような星だ。しかし温暖化で異常気象が相次ぎ、海面も上昇している。ダビンチは「豪雨で万物は海に押し流され、世界は破滅する」とも書き残しているという。当たることがあってはならない見立てだ。

 天風録 中国新聞 2009年9月28日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 23:33| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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