首相夫人として「外交デビュー」を飾った鳩山幸さんが、著書で明かすエピソードだ。米国滞在中も、そんな率直さが目立った。視察先の施設で少年と即興でデュエットしたり、米大統領夫人のミシェルさんと抱き合ったり。大舞台にも全く物おじしていなかった
元タカラジェンヌ。並みいる歌劇団員の中から選抜され、海外公演に参加したこともある。長い米国暮らし。こんな経験もあって大勢の人の前に出ても緊張せず、自然と言葉が出てくるようになったようだ
料理好きでも知られる。レシピ本も出しているほど。見栄えがいいものを、さっと作る。しかも、ただ料理を出すのではなくて、食卓に座って会話を楽しむ。「鳩山レストラン」と呼ばれるほどの行き届いたもてなしは、周到な支度や段取りがあったればこそだろう
ニューヨークの高齢者施設を訪れた時は、お年寄りの体をさりげなく笑顔で支える姿が報じられた。その場その場で相手を気遣いながら、自らも楽しみも忘れない。そんな新しい感性が求められる時代かもしれない。
天風録 中国新聞 2009年9月27日
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