「にどとせんそうなんかしてほしくない」「心をひとつに」。たどたどしい字に気持ちがにじむ。「びょうきをなおす」という決意も。病の克服もまた一つの平和のかたちと見て頑張っているのだろう。3週間で300枚の「言の葉」が世界樹に茂った
子どもたちをペンをとる気にさせたのは、ジュニアライターによる本紙連載「ひろしま国」の展示である。核や地球温暖化、貧困…。未来に影を落とすテーマを子どもの目線で取材し、記事にした仕事に、同世代の心が共鳴しているように見える
夏休みとあって今月は家族連れなど2千人が博物館に訪れている。9月23日までの期間中、神奈川県内外の小中学校など50近い団体の予約が入っている。ヒロシマの思いが広がっていくようでうれしい
佐々木禎子さんのシをきっかけに「原爆の子の像」づくりを呼びかけ、実現させた「子どもの力」。51年を経た今回の展示でも、それが確かめられる。オバマ米大統領の広島訪問を引き寄せる力に、とも願う。
天風録 中国新聞 2009年8月22日
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