2009年08月20日

天下分け目の決戦がスタート 継続か、チェンジか・・・ 天風録 八葉蓮華

 日本の政治変動は、ほぼ15年おきにやってくる―。永田町ではそんな「法則」が取りざたされているという。16年前の1993年に非自民の細川護煕首相が誕生。8カ月の短命に終わったが、自民党の長期政権に風穴を開けた熱気を思い出す

 さかのぼれば、金権政治で退陣に追い込まれた田中角栄元首相の逮捕が76年。国論を二分した日米安保条約が改定され、池田勇人首相が所得倍増計画を打ち上げた60年は、敗戦から15年後だった。なるほど不思議な周期ではある

 15年を区切りにして戦後を振り返ってみると、最初は復興期。高度成長時代に続いて2度のオイルショック後の低成長期、そしてバブル崩壊後の停滞期、といえようか。経済の変化が、政治の地殻変動をもたらすようにも見える

 長らくなかった政権選択を問う衆院選がきょう公示される。10年続く自民、公明両党の連立政権の継続か、民主党を中心とするチェンジか。世界同時不況の打撃がなお続く中で、天下分け目の決戦がスタートする

 日本記者クラブ主催のきのうの6党首討論会。質問は専ら民主の鳩山由紀夫代表に集まり、麻生太郎首相はすっかりお株を奪われた形だ。交代がそれだけ現実味を帯びてきているともいえる。果たして法則は生きているのだろうか。

 天風録 中国新聞 2009年8月18日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
posted by 蓮華 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。