家庭を大事にしながらドラマや歌もこなす。最近は良き妻、優しいママという印象だった。「覚せい剤所持の疑いで逮捕」との落差に驚くばかりだ。薬物は絶対ダメ、と訴えるイベントに出たこともあったのに
仕事がはかどる、疲れを感じない…。戦時中は軍需工場などで使われていた覚せい剤。戦後、市中に流れ出て一気に広まった。中毒になった作家や芸能人も少なくない。混乱と不安が渦巻いた時代が見える
今は、3度目の薬物乱用期といわれる。芸能界だけでなく大学生や力士の事件が後を絶たない。好奇心から近づく若者もいれば、家庭の悩みから手を出す主婦も増えているという。つかの間の逃げ場が欲しいのだろうか
薬物中毒に苦しみながら、周りの人に支えられて復活を果たした人もいる。英国の人気歌手エルトン・ジョンさんや「ギターの神様」エリック・クラプトンさんだ。イメージを自ら壊した酒井容疑者。まず真実をすべて話してほしい。アジア各地にいるファンもきっと同じ思いのはずだ。
天風録 中国新聞 2009年8月10日
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