そんな調子で昨夜まで続いたのが都議選の応援行脚。自民党公認の候補予定者58人をすべて回ったという。総選挙を占うだけに力の入れようはなかなかのもの。ただ人々の関心は「都議選の前なのか、後なのか」にあるようだ
解散のタイミングである。「そう遠くない日」と首相が発言したから党内は大騒ぎ。「今やったら負ける。これでは破れかぶれ解散じゃないか」との悲鳴も漏れるが、まさか首相が〈自暴自棄〉のはずはあるまい
これまで「最優先する」としてきたのが景気対策だ。解散をしないための名目だったが、その言葉で〈自縄自縛〉にも。大型予算を通して、やっと伝家の宝刀を振り回せると思ったのだろうか。ただ党内にはそんな〈自作自演〉にはつきあえぬ、お引き取りを、との声もくすぶる
解散をめぐる綱引き、あるいは内閣改造や三役交代論。このところ党から聞こえるのは小手先の話ばかりだ。総選挙を控えてのなりふり構わない姿とも映る。ただあまりに党略が過ぎると…。辞書には〈自業自得〉という言葉もある。
天風録 中国新聞 2009年6月27日
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