2009年05月19日

坊〜さんがへをこいた「水際」をかいくぐって、日本でも広がろうとしている・・・ 天風録 八葉蓮華

 歌は、ストップウオッチ代わりにもなるらしい。その昔、東広島市安芸津町の酒蔵では、米をとぐ時間を歌で計ったという。♪けさの米とぎゃどなたか誰か かわいい殿御でなけりゃよい。ゆっくり歌って一分弱。それがとぎ水の替え時だった

 はな垂れ小僧たちは、かくれんぼで鬼になった時に唱えた。「だ〜るまさんがこ〜ろんだ」とか「坊〜さんがへをこいた」とか。節回しを付けた十文字が、隠れる側に与えられた時間だった

 米国の子どもは今、手を洗いながら「ハッピーバースデー」を二回歌いなさい、と教わっているそうだ。しっかり洗わないと落ちない新型インフルエンザのウイルス。「最低二十秒は手洗いを」と言われるより、分かりやすい。歌えば楽しくなる

 神戸で、大阪で、新ウイルスの感染者が見つかった。「水際」をかいくぐって、日本でも広がろうとしている。十代以下はかかりやすいとも言われ、親にとっては心配。「手洗いは、だるまさんを二回よ」と言えば、子どもの耳にも入りやすくなるだろうか

 松山市では、お医者さんがこんな歌を作った。♪コンコンゲホゲホ、ハハハハークション せきの出る時ゃマスクする これぞマナーぞな…。歌には「咳(せき)エチケット」も乗せられる。こちらは大人の耳に届けたい。

 天風録 中国新聞 2009年5月18日
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ラベル:天風録
posted by 蓮華 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 天風録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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